セントポーリア育成と明るさ
昔のセントポーリアの本の中に、
「セントポーリアは、窓際でレースのカーテン越しの光に当てて育てましょう」
と、書かれている。
私も、よく日の当たる部屋に越したので、窓際に一鉢置いてみた。
ところが、全く育たない。窓は東南向き、冬は残念ながら前の棟の陰で、朝九時を過ぎないと日が差し込んで来ない時期もあったが、太陽が段々北側に寄って来るに連れ、日が射し込んできている。
しかし、育ちは悪い。
花芽が着くような育ちは全く望めない。
考えてみたら、東京では14階だったし、目の前に建物がなかったのでカーテンをしたことがなかった。更にその前に住んでいた江東区では、ガラス戸が曇ガラスでカーテンが不要だったのだ。
今は、レースのカーテン自体が分厚い上に、UVカット、遮光遮熱カーテンで、表から家の中が見えないものを使っている。
前の暖地は1階だったし、ベランダに出るとお掃除の方が眼の前にいたりこのカーテンを使わざるを得なかったのだ。
完全に光量不足である。
【今はカーテン越しの光を当てて…】というのはこの時代には当て嵌まらない。
【電気代も安く済むLEDライトを使って】
と、訂正しなければならないだろう。
植物栽培には赤と青の光が光合成を促進するので、出来れば赤と青のライトが混じったLEDライトが、良いとは思う。
でも、私自身育成ライトを使っていたので、蛍光灯タイプのものしか使えない場所がある。
ここは仕方なく、昼白色のライトを使っている。
咲かせることは可能だが、問題は明るさ。
20ワット型の昼白色ライト2灯の下は25センチ離してある。
Amazonで新しい昼白色のバーライトを買って使ってみた。
30センチ離れたところで、約3000lux…
これでは間延びしてなかなか花芽が上がらない。
このライトは強弱が四段階で調整できるので、上から2番目の明るさにしたのだ。
見た目でこのくらいかなぁ?と思ったが、残念でした。3000Luxでは、やや光量不足なのだ。
赤、青の光があれば3000Luxで良いのだが、やや黄色みを帯びた昼白色のみの場合、5000Luxは必要のようだ。
明るさを強めたら、途端に葉に勢いが出てきた。
今現在、花が咲かなくてお悩みの方がいらしたら、是非植物育成ライトで、【補光】してみることをお勧めしたい。
レースのカーテン越し
は既に昔の話。
今現在の取説は、LED植【物育成ライトを使って
セントポーリアを育てる】
と、変えなければならない。