縁のない連休

やっと青空が広がって、快適な陽気になってきた。

若い方々は、少し感染が収まってきたコロナに、少し安心したらしく、アチラコチラの行楽地が賑わっているようだ。

この歳になると、連休も行楽も縁がなくなる。

行くべきところには行ったし、独りだと、懐と相談すると行く気にもならない。

今は、花をネットで買って、家でお花見をしている。

ブーゲンビリア

セントポーリアは、今の時期までよく咲く。
花芽分化の時期は今から約3ヶ月前、寒い時期だったのでそこそこよい花が咲くが、これからの季節はあまり良い花が咲かなくなる。

暑くなるので株へのストレスも大きくなるので、咲く花の数を減らす必要もある。

株へのストレスが掛かればかかるほど、花色は乱れる。

寒くなったら元に戻るかというとそうではない。

一度先祖戻りしてしまった花は、滅多にもとの花が咲かなくなる。

元の花を咲かせるほうが株にとって楽なのかなぁ〜…等と考えてしまう。

豪華なロシアの花だと思う。

まるで、真っ赤なキメラのように咲いてしかもグリーンのエッジがある。

どなたかがヤフオクに出していてと思うが、私はまだまだ独りで楽しみたい。

なけなし懐を叩いて買った株。
価値も知らない人にそう安安とは渡せないことを最近悟った。

私は「花友さん」という言葉が極端に嫌う。

「花友さん」同志で、やり取りしているらしいが、その方々は本当にセントポーリアの価値を知っているのだろうか?疑問に思う。

昔、セントポーリアの専門店「花門」で仕事をしていた頃、
「セントポーリアっていいのよね😊 みんながくれるからお金が掛からない」と言われたことがある。

じゃぁ、お金を掛けて輸入している業者はどうなる?

そうして、多くの業者が廃業した。

花門も、その一つだ。

だから私は、滅多に「貰う」ことはしない。
買うことの出来る花は買うことにしている。

考え方は人それぞれ。
顔が違うように様々な考え方がある。

「貰う」という行為は、簡単だ。セントポーリアは殖やすのが容易な花だし、すぐ殖える。

余剰な苗を交換し合うのは、セントポーリアの普及のためには良いことかもしれない。

でもそれによって、業務が不振に陥る業者が陰で泣いていたことをご存知だろうか?知らないかもしれない。

私も、確かに友達から、入手不可能なセントポーリアを「頂く」

でも、それ以上か或いはそれと同等の価値のあるセントポーリアを渡している。
その人からも時には「買う」こともする。

貰って殖やしているようなセントポーリアファンは、長続きしないはず。

60年近く、この花と付き合っていると色々な人々と知り合うが、長いこと楽しんでいる方々は、貰いっ放しではない。

セントポーリアをどんなに苦労して入手したか、また、長いこと維持してきたかを知っているだけに…

知らない人に対して、お菓子や果物の返礼は失礼だ。

この機会に、皆さんの自分の花との向き合い方を、考えてみても良いかもしれない。

長く、セントポーリアと付き合って頂くためにも





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