シマイ(Shimai )

セントポーリアの名前「シマイ」
なぜこの名が付いたかとお聞きしたら【「ユカコ」のスポーツだからユカコの姉妹】と、教えてくださった。

残念ながら、私はユカコの栽培が下手で、夏を越すと、毎年ユカコの緑が消え、紫になってしまう。(タイトルバナーの左から二番目の上の花がユカコ)

今も、紫ユカコは小さいまま放置されているが…

シマイはユカコの紫が消えて、白にグリーンのストライプが入る。

この花は、ユカコの面影を少し残して、僅かに紫が出ている。

今年は、珍しくよく咲いてくれた。
花のケースを覗いて、
〈おや、まァよく咲いていること‼️〉
と、写真に収めた。

夜になって、やや離れてみたら、こんもりした白が美しかったので、インスタにも上げてみた。

「シマイ」は、10年くらい前、セントポーリアの会の方に、見せられたのが初めての出会いだった。

通常、愛好家達は気にいる花があると葉をもらったり、キメラなら花を配ったりして、分け合うものだが、この花を見せてくださった方は、他の方とはちょっと違っていた。

「苗を作って、是非分けて🙏」と、お願いしたのだが、さり気なく断られた。
めったにお願いなどしない私が、ひたすらお願いして断られたのだから、初めてのことで、ビックリしてしまった。

理由が
「誰にも分けないでくださいと言われて頂いたので…」
「???」

ちょっと、意味がわからなかった。

〈それなら人に見せなければ良いのに…〉😡

そう思いませんか?

で、勝ち気な我…
〈それなら何とかして、作出者から買おう〉
そう思って、ネットで探しまくった。

インターネットと付き合うようになったからこそ出来たことなのかもしれない。

幸い、アメリカの方が苗を販売してくださっているブログを拝見して、カタコトの英語でお願いしたら、快く送って下さった。

それがこのシマイの元である。


それから、主人が病気になり、亡くなって、更に千葉に引っ越して…

更に千葉でも、あれこれ理由があって2度も引っ越して…

現在に至る

というわけだ。

この間、この良い花を広めたくて、ヤフオクで売ったり、ネットショップに出したりもした。

だから、今現在、日本で流通している「シマイ」のいくつかは、この花の紛れもない子孫なのだ。

目の前で見せて、差し上げられません…

鼻先に人参をぶら下げられたお馬さんのようで、必死に「シマイ」を求めたお馬鹿な私が、今もここに…いる。

私にとって、緑の縞の「シマイ」は、執念とも言える花なのだ。

もう、かれこれ60年近く、セントポーリアを栽培しているが、最近の私は上に書いた【ちょっと変わった人】になりつつある。

人に見せて、殖やされるのが何となく嫌になってきた、おかしなセントポーリアラバーの一人になりつつある。



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