ツクシ
団地の出口近くに、何時もスギナを目にしていたが、毎年ツクシにはお目にかかれなかった。陽当りの悪い所なのに毎年スギナだけは出てくる。
土の色に同化してしまうのだろう。
都会の家が密集した所で生まれ、育ち、何十年も過ごして来たので、多摩川の河原にでも行かないとお目にかかれなかった「ツクシ」には何となく愛着がある。
当たり前に見ている方々には、多分感じることが出来ない郷愁かもしれない。
四年目を迎えた今日、初めて「ツクシ」に遭遇出来た!
昔、姉が近くで摘んで荷物で送ってくれたことがあった。
料理法も知らず、そのまま茹でて、ハカマが硬くて食べられなかった事を思い出した。
今のようにインターネット等ない時代のことで、聞けば良いのに、私の悪い癖で失敗したことの一つ。
今は昔、古代植物のツクシには惹かれるのは私だけかもしれないが。