用土作りは難しい!

花門があった頃は苦労しなかった「セントポーリア用土」

花門の販売がなくなってからは、自分で配合をしておりました。

セントポーリアを栽培し始めた頃、日本橋の三越で売られていたセントポーリアは、素焼き鉢に水苔で植えてありました。
今から約50年前の事です。

TVで、初めて見たセントポーリアは「富士砂+バーミキュライト+腐葉土」でした。

私はこの配合の期間が長かったですね。

花門に出逢って花門のセントポーリア用土に変えました。

展示会の大株に目を奪われてのことでした。

花門の用土は
ピートモス4:ビーナスライト5号4:バーミキュライト2
の割合。

但し、このピートモスが難物で、、、

ピートモスというのは、カナダやデンマークの湿地帯に生えた「水苔」が、堆積して腐食したものを加工して作られたものです。

強い酸性で、pH3.8前後(pH7が中性)です。

これをこのまま使うと、根が全く伸びず育ちません。

そこで、ピートモスは専門家によって植物にちょうど良いpHに加工して売られているものもあります。

セントポーリアの最適なpHは6.0
プラス・マイナス0.5。

私は弱アルカリ性水道水の影響を考慮に入れると、pH5.8〜6.3が良いと思います。

夏前に作った用土に、もみ殻くん炭とか、有機石灰(貝化石の粉)を加えていました。

正確な数値は判りませんが、かなりのアルカリ性になっていたようです。

使っていたピートモスはカナダ産のpH調整済みの用土。
石灰などを入れる必要はなかったのです。

魔が差したとしか思えないですね。

ずっと快適だった「セントポーリア用土」
何であれこれ入れたのかが悔やまれて、、、

昔の50センチ級のセントポーリアをもう一度!
と欲張った自分が情けないです。

適材適所!
この部屋で50センチ級のセントポーリアなんて絶対に無理。

東京のあの環境に戻ることができない以上、与えられた環境で精一杯のセントポーリアを作るだけなのに。

今は全くの基本的な用土に戻しました。この株が仕上がるのにあと一年ほしいけど、半年しかないからできる限りの努力をするだけ!

サア!
頑張りましょー
ファイト

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